『エイリアン』(1979年/リドリー・スコット監督)の造形で、1980年のアカデミー賞視覚効果賞を受賞したスイスの画家・デザイナーのH・R・ギーガー。その作品は世界中のファンを魅了し、エマーソン、レイク&パーマー『Brain Salad Surgery(恐怖の頭脳改革)』(1973年)、マグマ『Attahk』(1978年)、デボラ・ハリー『Koo Koo』(1981年)ほか、数々のアルバム・ジャケットにも使用されるなど、多くのアーティストたちに影響を与えてきた。その創作の背景が本人だけでなく多くの関係者、彼を支えた女性たち、スタッフたちによって語られる。「H・R・ギーガー財団」公認、稀有のアーティストのドキュメンタリー。
H・R・ギーガーは、チューリヒの中心部で、自給自足同然のパラレルワールドに住んでいた。それは「ダーク・スター」であるH・R・ギーガーを中心に据えた、別の宇宙であり、他のすべてのものは彼の周りを回っていた。時間からもぎとられ、閉ざされたシャッターの向こう側にあるこの宇宙では、昼と夜が溶け合っている。彼の王国について知る者は家族と親しい友人たち、数名のアシスタントのみである。彼はその世界を、愛するゆえに創ったのではない。人懐っこく控えめでユーモラスな男が恐怖心をコントロールするためにはそうするしかなかったのだ。だから彼は我々の悪夢を図面化し、我々の潜在意識の地図を描き、我々の初源的恐怖の鋳型を作った。
本作品でギーガーは6歳の時に初めて頭蓋骨を手に取った思い出を、あたかも昨日のことのように語っている。それは薬剤師をしていた父親からの贈り物だった。少年のギーガーはその頭蓋骨に初めての恐怖を感じた。だが彼はそれに紐をくくり付け、自分が住む町の路地を引きずって歩くことで恐怖を克服したことを証明した。成長期の体験だったことから、その頭蓋骨は彼の世界の根幹となった。彼の世界には、死の記号と恐怖と謎が普遍的な存在であり続けている。
73歳の時点でH・R・ギーガーは、父からもらった頭蓋骨に対し、愛情ともいえる謝意を述べる。頭蓋骨は刺激を与えてくれる、と彼は言った。それは、あらゆる種類の暗闇の最深部に生涯の旅に出るための刺激だった。その旅はもうじき終わるだろう、と彼は静かに付け加えた。彼は十分に長生きをしていた。自分の死期が近いことをほとんど予見していたかのようだった。H・R・ギーガーは撮影から間もなく、2014年5月に74歳でこの世を去った。
監督:ベリンダ・サリン
撮影:エリック・シュティツェル
録音:マルコ・トイフェン
編集:ビルギット・ムンシュ=クライン
サウンド・デザイン:ペーター・ブレーカー
サウンド・ミックス:レンツォ・ダルベルト
音楽:ペーター・シェーラー
デジタル・ポストプロダクション:シネグレル
プロダクション・マネージャー:ザンドラ・ギスラー、ニコル・バラス
共同プロデューサー:マーティン・シルト、ベリンダ・サリン
プロデューサー:マルセル・ホーン

出演:H・R・ギーガー、カルメン・マリア・ギーガー、マルコ・ヴィッツィヒ、スタニスラフ・グロフ、ザンドラ・ベレッタ、ハンス・H・カンツ、トム・ガブリエル・フィッシャー、ほか

T&C Film作品
共同製作
:スイスTVドイツ語放送、スイス放送協会、Lucky Film
後援:チューリヒ映画財団、スイスイメージ文化基金、スイス自治省文化庁、 Succès Cinéma、グラウビュンデン州文化振興事業団体、SWISSLOS、エルンスト・ゲーナー基金、パトリック・フレイ、キャノン、ギャレリー・クラメリ(クール)

2014年/99分/スイス/カラー/デジタル/5.1ch
提供:日活/配給:日活、boid/宣伝:boid、岩井秀世/字幕翻訳:馬郡慎平/日本語版監修:胸組光明
1940年、スイスのクール生まれ。
幼少の頃から超現実的なもの、死を連想させるものに興味を抱いた。1962年にチューリヒに移り、チューリッヒ芸術大学で室内デザインと工業デザインを学ぶ。卒業後は家具のデザイナーとして働いたが、間もなく自分自身のアートに全身全霊を捧げるようになった。グスタフ・マイリンク、H・P・ラブクラフト、ジャン・コクトー、アルフレート・クービンからインスピレーションを受け、数々の超現実的な夢風景を創作。ギーガーは多くの作品にエアブラシを用い、 無類の高度なテクニックを身につけた。彼は「バイオメカノイド」を絵画や彫刻だけでなく、家具にもしている。

映画監督リドリー・スコットは、ギーガーを『ネクロノミコン』という作品集で知り、映画『エイリアン』の舞台デザインにギーガーを起用した。彼はその仕事で世界的に有名となり、1980年にはアカデミー賞視覚効果賞を受賞した。

ギーガーはレコードのジャケットでもいくつかの賞を受賞している。音楽雑誌『ローリング・ストーン』はデボラ・ハリーの『クークー』とエマーソン・レイク&パーマーの『恐怖の頭脳改革』を同誌が選ぶジャケットのベスト100に数えている。

1998年、スイスのグリュイエールにあるサン=ジェルマン城内にH・R・ギーガー・ミュージアムが開館された。彼の作品の多くはそこに収蔵されている。

H・R・ギーガーはチューリッヒで暮らし、仕事をした。彼は『DARK STAR/H・R・ギーガーの世界』の撮影終了後間もなく、2014年5月12日に死去した。
監督 ベリンダ・サリンBerinda Sallin
1967年生まれ。ドキュメンタリー映画監督、作家。
ドイツ文学、文献学、コミュニケーション・サイエンスを学ぶ。長年、スイスTVの政治情報番組『Rundschau』でジャーナリストとチーフ・エディターを務める。2008年よりスイスのドイツ語放送局にてドキュメンタリー映像を制作。同年より独立系製作会社Lukcy Filmの共同創設者兼オーナーに。夫と二人の息子とともにチューリヒ在住。
Lukcy Film社映像作品
2012年
 『ヨーデルは夢をみる』
 監督:マーティン・シルト/ベルナール・ヴェーバー
 長編ドキュメンタリー/90分/Zeitraumfilm社との共同製作
 第25回東京国際映画祭上映作品
映像作品(抜粋)
2014年
『DARK STAR/H・R・ギーガーの世界』長編ドキュメンタリー/95分.
2013年
『Die letzten Gärtner – Betrachtungen über das Wachstum』 (和訳タイトル:最後の庭師 反射と成長)TVドキュメンタリー(ドキュメンタリー番組『DOK』で放送)/50分/SRT/3sat共同製作
2011年
『Warten auf das zweite Leben – Organmangel und Transplantationin der Schweiz』 (和訳タイトル:第二の人生を待ちながら ―スイスにおける臓器不足と臓器移植)TVドキュメンタリー(ドキュメンタリー番組『DOK』で放送)/53分/SRT/3sat共同製作
2011年
『Jedes Wort eine Zeitbombe – New York nach dem 11. September』 (和訳タイトル:どんな単語も時限爆弾 ―9.11後のニューヨーク)TVドキュメンタリー(ドキュメンタリー番組『Reporter』で放送)/30分/SRT/3sat共同製作
2010年
『Wahre Helden – Von Zivilcourage, Todesmut und Bescheidenheit』 (和訳タイトル:真のヒーロー ―市民の勇気、覚悟、慎ましさについて)TVドキュメンタリー(ドキュメンタリー番組『Reporter』で放送)/25分/SRT/3sat共同製作
2010年
『Die Jagd nach Öl』
(和訳タイトル:石油を追い求めて)TVドキュメンタリー(ドキュメンタリー番組『DOK』で放送)/50分/SRT/3sat共同製作
2009年
『Ungeliebte Deutsche - Vom Störfaktor zum Hassobjekt』 (和訳タイトル:嫌われるドイツ人 ― 疎まれる原因から憎悪の的まで)TVドキュメンタリー(ドキュメンタリー番組『Reporter』で放送)/25分/SRT/3sat共同製作
2009年
『Gesucht: Gemeindepräsident/-in - Notstand im Herzen der Demokratie』 (和訳タイトル:求人:自治体長 ―民主主義の砦における非常事態)TVドキュメンタリー(ドキュメンタリー番組『DOK』で放送)/50分/SRT/3sat共同製作
2008年
『Anatomie einer Arztserie』 (和訳タイトル:ある医者ドラマ・シリーズの解剖学)TVドキュメンタリー(ドキュメンタリー番組『DOK』で放送)/50分/SRT/3sat共同製作
2008年
『Streit um das Erbe - Wenn Geschwister teilen müssen』 (和訳タイトル:遺産をめぐる闘い ―兄弟姉妹が分けあうとき)TVドキュメンタリー(ドキュメンタリー番組『DOK』で放送)/50分/SRT/3sat共同製作
製作 マルセル・ホーンMarcel Hoehn
1976年にチューリヒでT&C Filmを設立し、現在も同社の社長と映画・テレビ・ドキュメンタリー映画のプロデューサーを務めている。主な製作作品にダニエル・シュミット監督の『へカテ』(82)、『トスカの接吻』(84)、『書かれた顔』(95)、『ベレジーナ』(99)、そして『鳥の巣/北京のヘルツォーク&ド・ムーロン』(08/監督:クリストフ・シャオプ、ミヒャエル・シントヘルム)などがある。その多くは国際共同制作作品で、著名な国際映画祭で上映され、海外でも配給されている。99年にはチューリヒ映画賞を受賞し、2011年にはホーンの功績にスイス映画賞のクオーツが贈られた。
カルメン・マリア・ギーガーCarmen Maria Giger
1964年生まれ。ギーガー夫人、H・R・ギーガー・ミュージアム館長。マリアがギーガーと出会ったのは1980年代初頭だったが、二人がカップルになったのは96年だった。結婚したのはさらに10年近く経った2005年12月。マリアはギーガーの多くの作品に見られる美しい女性像を連想させる。二人は深く愛し合っていただけでなく、エジプト学や神秘主義、錬金術、音楽、芸術など、共通の関心事が数多くあった。マリアは、ギーガーの3軒の隣り合った家(1番地、3番地、5番地)のうち、1番地で過ごすことが多い。ギーガーは妻の家につながるドアをエジプトの石棺風にデザインした。マリアの家は、他の2軒ほど薄暗くなく、もっとカラフルである。ここ数年、1番地の台所は、多くの友人と訪問客が集まる場となっている。マリアは徐々にギーガーの管理事務を引き受けるようになり、01年からミュージアムの館長を務めている。
マルコ・ヴィッツィヒMarco Witzig
1972年生まれ。芸術教育者、キュレーター、ギーガーの作品管理者。スイス・チューリッヒ在住。12歳の時にギーガー回顧展を訪れて以来、ギーガー作品の虜となった。スイス・ヌシャテルとイギリス・ブライトンで経済学を数年間学んだ後、芸術教育に関心を向けると同時に、ギーガー作品の収集に力を注ぐようになった。マルコはもはや存在しないと思われていたギーガー作品の所在を根気強い捜査で発見し、それを可能な限り購入して自分のコレクションに加えた。最近ではギーガーの展覧会を単独または共同で企画している。2003年、マティアス・ベルツとともにギーガー作品の整理と記録に取り組み始め、ギーガーの広範囲にわたる仕事の包括的な目録を作り上げた。
スタニスラフ・グロフStanislav Grof
1931年、チェコ・プラハ生まれ。精神科医、医学倫理研究者、心理療法医。米・カリフォルニア在住。グロフは意識の異常な状態に関する草分け的研究者と言われている。多くの国でLSDの摂取が、たとえ研究のためであっても禁止されたことから、グロフと彼の妻クリスティーナは「全息呼吸法」を開発した。グロフは「トランスパーソナル心理学」と呼ばれる、人間性のみならず宗教的でスピリチュアルな体験も取り入れた、心理学の新しい潮流の提唱者のひとり。78年に国際トランスパーソナル協会の設立に協力した。
ザンドラ・ベレッタSandra Beretta
1966年生まれ。テレビ局のモーショングラフィックス部門にチームリーダーとして勤務。スイス・チューリッヒ在住。90年代初めにギーガーと同居を始める。当初はギーガーのアシスタントとグラフィック・アーティストだったが、後にパートナーとなった。ギーガーの作品集を数冊デザインし、映画『スピーシーズ/種の起源』(95/ロジャー・ドナルドソン監督)の仕事では助手を務めた。ベレッタは大胆にも家の中を整理整頓し、ギーガー作品を管理することでギーガーのカオスに秩序をもたらした。「何も捨ててはならない」という条件つきではあったが、ギーガーが彼女の自由にさせたのは、信頼していた証である。ギーガーは、仕事部屋のブラインドを開けてもいいとさえ言った。それは太陽の光を一筋でも部屋に入れることが許されなかったギーガーの家では、ちょっとした革命だった。95年に「自分の生活にはもっと光が必要だ」というシンプルな理由からベレッタはギーガーの元を去ったが、二人はギーガーの死まで良き友人であり続けた。
ハンス・H・カンツHans H. Kunz
1944年生まれ。68年よりポスター制作者。現在スイス・チューリッヒにて画廊Kunst Hof 5を運営。67年にサンフランシスコでヒッピー生活を過ごした後、翌年スイスに戻り友人ともにスイス初のポスター・ショップを開いた。壁は上から下までアメリカとイギリスから輸入したサイケデリックなポスターで覆われていた。ある日、店の前に車が止まり、ハンサムで愛想の良い男が厚紙を巻いた束を抱えて店に入って来た。男は店の「ポスターがとても気に入った」と言い、束を広げて数枚の白黒のプリントを出して見せ、それを「店で売ってもらえないか」と恥ずかしげに頼んだ。それがカンツとギーガーとの歴史的な出会いだった。カンツはギーガーの個性と彼の描くイメージにすぐに魅了された。後に出版社を設立した際、カンツは最初の複製同意書をギーガーと交わした。これがその後、何十年も続く、二人の親交の始まりだった。
トム・ガブリエル・フィッシャーTom Gabriel Fischer
1963年生まれ。ミュージシャン、ギーガーの秘書。スイス・チューリッヒ在住。2007年からギーガー家の秘書として、問い合わせの対応や手紙のやり取り、インターネット、管理業務、翻訳などを担当している。ヘルハマーと「ケルティック・フロスト」という伝説的なバンドの創設者でもある。今は「トリプティコン」でギターとヴォーカルを担当。若い頃から公然とギーガー作品の崇拝者を名乗っていた。当時まったく無名だった「ケルティック・フロスト」の2枚目のアルバム『To Mega Therion』(84)のジャケットに、ギーガーは2枚の絵(『Satan I』と『Victory III』)を使わせてくれた。ギーガーは「トリプティコン」にもアート作品を提供し、フィッシャーとのコラボレーションを続けた。「トリプティコン」の最初の2枚のアルバム『Eparistera Daimones』(10)と『Melana Chasmata』(14)のジャケットには、ギーガーの『Vlad Tepes』、『Mordor VII』と『Landscape XVI』が使われている。フィッシャーはギーガーとマリアの単なるアシスタントではなく、親しい友人でもあった。ギーガーの死後もアトリエで秘書として勤め続け、作品の管理と整理に助力した。
カルメン・ベガCarmen Scheifele de Vega
1937年、スペイン・マドリード生まれ。61年にスイスへ移住。アールガウ州バーデン在住。ベガはギーガー家をスペインの太陽で満たした。事務と経理を担当しており、週に2、3度、ギーガー家のオフィスで働く。ギーガーはベガの素晴らしく温かいスペイン人気質に感謝し、ベガの料理を楽しんだ。
アンドレアス・ヒルシュAndreas Hirsch
1961年生まれ。キュレーター、作家、写真家。オーストリア・ウィーン在住。ヒルシュはギーガーの大規模な展覧会を2つ企画した――クンスト・ハウス・ウィーンにおける回顧展「H・R・ギーガー/夢と空想」(11)と、オーストリア・リンツのレントス美術館とアルス・エレクトロニカ・センターで開催された「H・R・ギーガー/バイオメカニクスのアート」(13)である。他にも、パブロ・ピカソ、フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーらの展覧会を企画、数々の芸術祭で審査員も務めている。
ミア・ボンザニゴMia Bonzanigo
1950年生まれ。スイス・クールとチューリッヒに在住。ミアはギーガーと出会って間もなく、映画『エイリアン』(79/リドリー・スコット監督)の仕事でギーガーのアシスタントを務め、ギーガーとは79年に結婚した。わずか1年半の短い結婚生活ではあったが、離婚後も20年近くギーガーのアシスタントとして働き続けた。二人はギーガーの死まで良い友人だった。ギーガーはミアに、両親から相続したフリムスのアルペ・フォッパにある別荘と、それに隣接する納屋を残した。ギーガーは10代の頃まで休暇をその別荘で過ごしていた。ボンザニゴは夫とともに納屋を改造し、グラウビュンデン州の美味を売り物にするレストランをオープンした。2013年秋、本映画の撮影中にギーガーはそのレストランを初めて訪れた。それは彼の死のほんの数か月前のことだった。
パウル・トブラーPaul Tobler
1943年生まれ。医師。スイス・チューリッヒ在住。60年代に妹リーを通じてギーガーと知り合った。リーの死後も二人は親しく交流を続けた。トブラーはギーガーの国内外の展覧会によく同行した。40年近くギーガーの主治医を務め、彼が亡くなるまで医師として、また友人として、エルリコンの家を定期的に訪ねた。
リー・トプラーLi Tobler
1948年生まれ。1975年5月19日、チューリヒにて没。女優、モデル、画廊経営者、H・R・ギーガーの前パートナー。1966年にギーガーはリーに出会い、初めて本気で恋した相手だった。二人はチューリヒで同棲生活を送り、幸せな時を過ごした。70年に現在のエルリコンの集合住宅5番に引っ越をした。貧しかった二人にとってそれは大きな前進だったが、リーはその家をちっとも気に入らず、リーとギーガーの関係は次第に壊れていった。リーは鬱病となり、1974年に自殺未遂したことでギーガーは不安を募らせた。ギーガーは最期までリーの面倒を見た。病院から退院した時は迎えに行き、何日も行方不明になった時はあちこちを探し回ったりしたが、リーの深刻な鬱病だけはどうすることもできなかった。75年、27歳のリーはエルリコンの家でギーガーの拳銃を使い、自ら命を絶った。ギーガーは大きなショックを受け、悲しみと自責に苛まれる日々が続いた。ギーガーはその間、リーの兄パウル・トプラーに支えられた。リーはギーガーの作品に頻繁に登場している。リーの死の直後、ギーガーは彼女の墓に飾るためのブロンズ製の胸像を造り、自宅の広間にもポリエステル製のその胸像を飾っている。リーの姿は彼女の最初の自殺未遂の後(死の数ヶ月前)に制作されたギーガーの最も重要な作品に数えられる『Li I』と『Li II』でも見ることができる。
ムギ3世Muggi III
1999年8月25日生まれ。ムギ3世は生後12週間の時にギーガー家にやって来たシャム猫である。ギーガーはムギを他の何よりも愛し、現在は妻のカルメンが面倒を見ている。ムギ3世は訪問客の肩に乗っかることが好きだ。明らかに愛情表現ではあるが、爪を立てていきなり飛びかかってくるので、客は注意していないと痛い思いをすることになる。ギーガー家にはムギ3世の前に3匹の猫がいた。ムギ2世は18年近くも生き、ギーガー自身によって埋葬された。ムギ1世は70年代の初めにギーガーとリーとともに暮らした。イギリスでの『エイリアン』(79/リドリー・スコット監督)の制作中、ギーガーは長期間猫たちの面倒を見られないことをずいぶん気にした。ある日、ムギ1世が突然姿を消してしまい、ギーガーはしばらくの間、もう二度と愛猫に会えないのではないかとひどく心配した。
『DARK STAR/H・R・ギーガーの世界』公開記念
H・R・ギーガー財団公認『H・R・ギーガーのポスター&アート展』
H・R・ギーガー財団が管理する貴重なリトグラフ、映画のポスターアートにも使用された最愛のガールフレンド、リー・トプラーに捧げられた作品「Li Ⅱ」(1973-74)、生前のギーガーの直筆サイン入りのリトグラフやポスターの展示ならびに販売。併せてH・R・ギーガーミュージアムを疑似体験できるパネルの展示や、H・R・ギーガー財団から提供された多数の図版を収録した映画の公式パンフレット(2,000円 税込)、公式&関連グッズなどの販売も!

開催日時:
2017年9月9日(土)~10月1日(月)
会場;
タワーレコード渋谷店8F SpaceHACHIKAI(〒150-0041 東京都渋谷区神南1-22-14)
営業時間:
11:00〜21:00(最終入場20:30)
※初日のみレセプションに付き13:00開場 23:00終了(22:30最終入場)
入場料;
800円(税込) ※先着特典としてイベント開催記念のポストカードをプレゼント
協力:
H・R・ギーガー財団
監修;
マルコ・ヴィッツィヒ
HP;
http://towershibuya.jp/news/2017/08/09/103295
オープニング記念トークショー
本展示の監修者であるマルコ・ヴィッツィヒさんと胸組光明さんをお招きして、展示作品の解説や、生前のギーガー氏の芸術的功績やその人間性などを振り返るトークショーを開催。

日時:
9/9(土)18:00より
登壇者:
マルコ・ヴィッツィヒ氏(キュレーター/H・R・ギーガー財団の作品管理者)
胸組光明氏 (スタイルオンビデオ代表/ハリコレ主催/H・R・ギーガー家族の友人)
*9/9(土)にご来場された『H・R・ギーガー ポスター&アート展』の入場者でれば誰でもご覧になれます。
マルコ・ヴィッツィヒ氏について
1972年生まれ。芸術教育者、キュレーター、H・R・ギーガーの作品管理者。チューリヒ在住。 12歳の時にゼーダム文化センターで開催されたギーガー回顧展を訪れて以来、H・R・ギーガーの作品のとりことなり、ヌシャテルとブライトンで経済学を数年間学んだのち、ギーガー作品の収集に力を注ぐようになる。世界中に散らばったギーガーのアートの捜査から管理・運用まで、ギーガーの生前よりアシスタントとしての手腕を発揮し、2003年にはマティアス・ベルツとともにギーガー作品の整理と記録に取り組み始めギーガーの広範囲にわたる目録を完成させている。ギーガー亡き現在も、世界各地で、展覧会をギーガー財団の下、企画している。

<ヒューマントラストシネマ渋谷と缶バッジプレゼントの相互キャンペーンも開催!>
9/9(土)東京都写真美術館ホール、シネマート心斎橋にてトークショー開催

■東京・東京都写真美術館ホール
日時;
9/9(土) 12:45の回上映終了後、15:30の回上映前

http://topmuseum.jp/contents/exhibition/movie-2890.html
詳細:
長年ギーガー氏のアシスタントとして働き、現在はH・R・ギーガー財団管理の作品を世界中の様々な企画展で展示を行うマルコ・ヴィッツィヒさんと日本におけるギーガー作品の商品化などに貢献してきた胸組光明さんによる生前のギーガー氏の芸術的功績やその人間性などを振り返るトークショーです。
登壇者:
マルコ・ヴィッツィヒ氏(キュレーター/H・R・ギーガー財団の作品管理者)
胸組光明氏 (スタイルオンビデオ代表/ハリコレ主催/H・R・ギーガー家族の友人)
※都合により変更となる可能性がございます。
■大阪・シネマート心斎橋
日時;
9/9(土) 19:30の回上映前

http://www.cinemart.co.jp/theater/shinsaibashi/topics/20170901_14537.html
詳細:
映画ライターの浅尾典彦さんをお招きし、ギーガーのライフマスクやサイン、映画ポスター、画集など秘蔵のグッズをご紹介、ギーガーについてお話しいただきます。『エイリアン』制作の裏話も!?
登壇者:
浅尾典彦(あさおのりひこ)氏
SF、ホラー、ファンタジー、サブカル映画専門「夢人塔(ムジントウ)」代表。 プロデューサー、メディアライター、俳優、専門学校講師など多面的な顔を持つ謎の関西人。著書『アリス・イン・クラシックス』 『幻想映画ヒロイン大図鑑』他 多数。日本SF作家クラブ会員。
渋谷・六本木のレコードショップ書店にてキャンペーン&展開実施

■タワーレコード渋谷店8階SpaceHACHIKAI
期間中ヒューマントラストシネマ渋谷で鑑賞した『DARK STAR/H・R・ギーガーの世界』の半券とタワーレコード渋谷店の展示入場レシートをお見せいただくと、オリジナル缶バッジをプレゼントいたします。同じくヒューマントラストシネマ渋谷でも上映最終日まで交換できます。
場所;
ヒューマントラストシネマ渋谷またはタワーレコード渋谷店8階SpaceHACHIKAI
期間:
9/9(土)~10/1(日) *ヒューマントラストシネマ渋谷は上映最終日まで
※9/9(土)以降にタワーレコード渋谷店8階SpaceHACHIKAIに半券をお持ちいただくか、タワーレコード渋谷店8階SpaceHACHIKAIの入場券をご提示ください。
※9/2(土)~9/8(金)の映画半券も有効です。
※ヒューマントラストシネマ渋谷での映画公開終了後、お渡し場所はタワーレコード渋谷店8階SpaceHACHIKAIのみとなります。その場合映画の半券が無い場合は無効となりますのでご了承ください。
※缶バッジの引換はそれぞれの店舗で行えます。映画館⇔展示場の順番は問題ありません。
※タワーレコードの展示場は20:30が最終入場となりますのでお気を付け下さい。
※半券(レシート)1枚につき、缶バッジ1個をお渡しします。
※缶バッジは非売品です。なくなり次第終了となります。
※プレゼントの内容は、変更となる場合がございます。

http://towershibuya.jp/news/2017/09/04/105574
■HMV&BOOKS TOKYO
期間中ヒューマントラストシネマ渋谷で鑑賞した『DARK STAR/H・R・ギーガーの世界』の半券をHMV&BOOKS TOKYO店にご持参していただき、さらに対象商品をご購入すると先着でステッカーをプレゼントいたします。
場所;
HMV&BOOKS TOKYO 6階 映像コーナー
期間:
9/7(木)~9/30(土)
※特典が無くなり次第終了いたします。
※ヒューマントラストシネマ渋谷でのステッカーのお渡しはございませんのでご了承ください。
お問合わせ先:
HMV&BOOKS TOKYO
〒150-0041 東京都渋谷区神南1-21-3 渋谷モディ5F・6F・7F
TEL : 03-5784-3270 http://www.hmv.co.jp/select/hmvbooks
■TSUTAYA TOKYO ROPPONGI
TSUTAYA TOKYO ROPPONGI アート書籍コーナーでは「H.R.ギーガーの世界」フェアを開催します。 目玉は、世界で限定1000部・日本には1冊のみ(!)存在している、ギーガー集大成とも呼び声の高い大型作品集『HR GIGER』(TASCHEN)。 7箇所の観音開きページを含め、ギーガーのアート、人生、立体作品、映像作品、レコードジャケット、スイスのアルプスにある自身のミュージアムとバーなどを、かつてないスケールでまとめ、またギーガーの研究者であるアンドレアス・J・ヒルシュが、ギーガーの全作品とその世界をテーマに、最新の文献やギーガー自身の文章を用いて、徹底的なバイオグラフィーを書き上げています。 その他にも、多数の図版を収録した映画の公式パンフレットや関連書籍、映像作品も展開中です。
場所;
TSUTAYA TOKYO ROPPONGI アート書籍コーナー
期間:
9/2(土)~9/22(金)予定
お問合わせ先:
http://real.tsite.jp/ttr/
https://m.facebook.com/ROPPONGI.HILLS.TSUTAYA/?locale2=ja_JP
TEL : 03-5775-1515
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<公開劇場&『H・R・ギーガーのポスター&アート展』にて販売>
『DARK STAR / H・R・ギーガーの世界』公式パンフレット

H・R・ギーガー財団から提供されたH・R・ギーガー作品の貴重な図版を多数収録する他、本作の監督のロングインタビューなど、映画『DARK STAR /H・R・ギーガー』の世界を紐解くファン必読のパンフレット。

収録内容:
・ギーガー財団からの貴重なギーガーの絵画 多数掲載
・監督ベリンダ・サリンのロングインタビュー
・H・R・ギーガーミュージアムの訪問レポート
・イラストレーター 空山基氏のインタビュー 他
詳細;
B4版32P/2,000円(税込)

<『H・R・ギーガーのポスター&アート展』限定販売>
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「H・R・ギーガー 2018カレンダー」3,400円
「Necronom クリアファイルAセット(2枚組)」900円
「Alienmonster クリアファイルBセット(2枚組)」900円
「Spell クリアファイルCセット(2枚組)」900円
「H・R・ギーガー ポストカードAセット(10枚組)」2,000円
「H・R・ギーガー ポストカードBセット(10枚組)」2,000円
「Gebвmaschine ポスター」2,500円
「Anima Mia ポスター」2,500円
「Necronom IV ポスター」2,500円
「Gebвmaschine Tシャツ 黒 S/M/L/XL/XXL」5,000円
「Vlad Tepe Tシャツ 黒 M/L/XL/XXL」5,000円
「The Spell I Tシャツ 黒 M/L/XL/XXL」5,000円
「Necronom IV Tシャツ 黒 M/L/XL/XXL」5,000円
*全て税抜き価格
*商品デザインは監修中につき、デザイン等が変更になる可能性もございます。あらかじめご了承ください。
*販売会社:MOBYDICK
地域 劇場名 電話番号 公開日
横浜 シネマ・ジャック&ベティ 045-243-9800 3/24(土)~
山口 山口情報芸術センター[YCAM] 083-901-2222 12/22(金)〜12/24(日)
東京 ヒューマントラストシネマ渋谷 03-5468-5551 終了しました
東京 東京都写真美術館ホール 03-3280-0099 終了しました
東京 シアター・イメージフォーラム 03-5766-0114 終了しました
東京 角川シネマ新宿 03-5361-7878 終了しました
東京 ユジク阿佐ヶ谷 03-5327-3725 終了しました
仙台 フォーラム仙台 022-728-7866 終了しました
松本 松本CINEMAセレクト@まつもと市民芸術館 0263-98-4928 終了しました
金沢 シネモンド 076-220-5007 終了しました
名古屋 名古屋シネマテーク 052-733-3959 終了しました
京都 京都みなみ会館 075-661-3993 終了しました
大阪 シネマート心斎橋 06-6282-0815 終了しました
大阪 シアターセブン 06-4862-7733 終了しました
神戸 元町映画館 078-366-2636 終了しました
広島 横川シネマ 082-231-1001 終了しました